羅生門(黒澤明/日本/1950):85点

 芥川龍之介原作小説の映画化作品で、日本の巨匠黒澤明監督の代表作に上げられる一本。タイトルは「羅生門」だが、内容はほぼ「羅生門」と同じ芥川龍之介原作作品「藪の中」を映像化したものであり、「羅生門」からは冒頭と終盤に付け足す形で一部が引用されている。とある武士の死亡に関わった関係者それぞれの食い違う証言と真相から、人間の愚かでエゴイスティックな側面が浮き彫りにされていく。エピローグに至り、中立的な立場で話を聞いてた下人が捨て子の身包みを剥がすという非道な行動を取ることで嫌な気分にとどめを刺される。しかし、最後には人間に希望を見出すとことのできるシーンが用意されているので救われる。

2014年06月02日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画短評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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