スウィングガールズ (矢口史靖/日本/2004):75点

 矢口史靖監督らしい演出は満載ながら、正統派の青春映画になっている。ヒットしたのは当然ではないか。フワーッとした終わり方のラストシーンも良かった。矢口監督作品としては本作がピークであり、これ以降はやや迷走気味という印象を持っている。今後どのような作品を制作するのか、熱烈な矢口監督ファンの私としては非常に気になるところ。

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バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(馬場康夫/日本/2007):40点

 バブル期に軽薄な内容の映画をヒットさせたホイチョイ・プロダクションズが自己言及的にバブル期をテーマとした映画を制作したというのが面白いところ。内容としては特にヒネリもないタイムトラベルもので、過剰な期待をしなければそれなりに楽しめると思われる。タイムマシンが洗濯機であることに対して子供が真似をするなど安全性への配慮が足りないとする意見はよくわかるが、その程度のことには目を瞑らなければこの種の邦画を観ることなどできない。

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日本沈没(樋口真嗣/日本/2006):30点

 1973年に制作された「日本沈没」のリメイク作品。公開当時は話題となり興行成績も良好だったが、内容に対する評価は芳しいものではなかった。1973年版「日本沈没」をそのまま踏襲してリメイクするのではなく、一般市民に焦点を当てたストーリーに再構成させたのは決して間違った方法論ではなかったと思える。しかし、日本政府の動きの描写があまりにも薄っぺらで全体の緊迫感を破壊してしまうほどだったのはいただけなかった。また、傑作とされる1973年版へ思い入れのある映画ファンも多く、同様の内容を希望する観客達との需要のミスマッチも少なからずあったのではないかと思われる。

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パルコフィクション (矢口史靖・鈴木卓爾/日本/2002)

 矢口史靖監督と鈴木卓爾監督によるオムニバスショートムービー作品。真野きりな、唯野未歩子、田中要次あたりのシブ目な俳優陣を主役級に置いている点で貴重な作品といえる。かなりシュールよりのコメディ作品なので好みの別れるところかもしれないが、あまり深く考えずに軽い気持で観ればきっと楽しめると思う。

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ウォーターボーイズ (矢口史靖/日本/2001)

 矢口史靖監督の出世作となった2001年のヒット作品。それまで女性を主人公とした無軌道なストーリー性を持つ作品ばかりを制作していた矢口史靖監督が男性を主人公とした割と普通の青春映画を制作したのは意外だったが、ブームと言えるほどの大ヒット作品となったのはさらに意外なことだった。作品自体は矢口監督らしい面白い演出が満載の抜かりのない出来映えという印象。ただし、大ヒットの要因はあくまで妻夫木聡の人気による部分が大きかったのであって矢口監督の作家性が国民に広く受け入れられたということではなかったのではないかと思う。

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アドレナリンドライブ (矢口史靖/日本/1999)

 矢口史靖監督作品は前作が制作費約5000万円の低予算映画であり、本作は主演に有名女優石田ひかりを迎え、作品規模も確実にスケールアップしている。次作がより大作化した「ウォーターボーイズ 」で興行的にも大成功したことを考えると、本作は矢口史靖監督がマイナーな新人監督からメジャーな監督へと登り詰めるちょうど端境期にあたる作品であり、着実なステップアップを踏んだ作品であったといえることができる。

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ひみつの花園(矢口史靖/日本/1997):75点

 大変貴重な西田尚美主演作品。内容的にはいかにも矢口史靖監督らしい作品であり、ところどころ安っぽいシーンはあるものの、そこで躓くことなく最後まで楽しく観ることができるに違いない。約5000万円という低予算で制作されたそうだが、それくらいの低予算でこそ矢口史靖監督の作家性が本領を発揮するのではないかという気がしないでもない。

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裸足のピクニック (矢口史靖/日本/1993):90点

 矢口史靖監督の第一回劇映画作品。全体的な雰囲気は学生の自主制作映画のような安っぽいものだが、矢口監督の作家性の全てが凝縮されているような印象で、純粋に観賞しても楽しめるし、後に制作する作品と比較分析しながら観るのも良い。極論すれば矢口監督の全ての作品は本作に盛り込まれたアイディアを小出し化したり焼き直したりしたものであって、結局のところ本作こそが矢口監督の唯一無二の最高傑作ということになると思う。

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黄泉がえり(塩田明彦/日本/2003):30点

 何が面白いのかサッパリ理解できなかったのは、「泣ける映画」のあざとい演出に拒絶反応を示したからに違いない。TBSやら電通やらが仕掛けた商業映画という背景を考えればよく健闘した作品という評価も見られるが、私にとっては本当に苦手なタイプの映画で、もう一度観てみようかなどという気持には一切ならない。したがって、30点という酷評も決して冷静な分析ではないというのは我ながら思うところ。

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曲がれスプーン(本広克行/日本/2009):40点

 本当の超能力者が存在する設定の青春映画。全てを緩い雰囲気で誤魔化そうとしているが、それがあまりうまく行っていない印象。好評だった「サマータイムマシン・ブルース」のような作品をもう一度という着想で制作され、結果的に失敗したという背景があるのではないかと推測する。本作の最大のウリは、旬の若手女優長澤まさみを起用している点にあると思われるが、それもあまり活かせていないように思える。

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